中国の15歳以上喫煙率、23・2%に低下

中国の15歳以上喫煙率、23・2%に低下

新華社 | 2025-06-03 14:46:30

 【新華社北京6月3日】中国では15歳以上の喫煙率が2024年に23・2%と22年から0・9ポイント低下し、たばこ規制の取り組みが一定の成果を上げた。

 国家衛生健康委員会規画発展・情報化司と北京市衛生健康委員会が5月29日に開いた第38回世界禁煙デーと北京市喫煙抑制条例実施10周年のイベントで発表された「中国成人たばこ調査2024」で分かった。

 中国ではここ数年、たばこ規制の周知が進み、たばこの害に対する社会の認識が明らかに高まった。調査対象の63・9%が過去30日以内に規制メッセージを見たことがあると答え、インターネットで規制情報を見たとした人の割合は40・1%と22年から5・1ポイント上昇した。喫煙が肺がんや心臓病、脳卒中、勃起不全を引き起こすことを知っている人は28・3%、受動喫煙が肺がん、小児肺疾患、成人心臓病を引き起こすことを知っている人は44・2%となり、それぞれ8・2ポイント、7・1ポイント上昇した。

 15歳以上で過去に喫煙していた人が禁煙した割合は22・6%と22年から0・2ポイント上昇し、禁煙率は年齢が上がるほど高かった。無煙環境整備が成果を上げたことで、受動喫煙率はさらに下がった。複数の部門が連携してたばこ規制の取り組みを強化したことにより、社会全体でたばこ規制を支持する風潮が高まった。

 中国成人たばこ調査2024は、国家衛生健康委員会が全国の31省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団で実施し、19万9684件の有効回答を得た。 

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