中国国防部、米国防長官の中国関連発言に「断固反対」

中国国防部、米国防長官の中国関連発言に「断固反対」

新華社 | 2025-06-02 14:50:45

中国国防部の張暁剛報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京6月2日】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)報道官は1日、ヘグセス米国防長官がシンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で「中国の軍事的脅威」を誇張したとの報道に関し、強烈な不満と断固とした反対を表明した。

 張氏は次のように述べた。米国防長官の発言には根深い覇権主義の論理や強圧的な態度、冷戦思考が色濃く表れている。中国の主権と権益に対する重大な挑発行為であり、中国の政策と主張を歪曲している。地域諸国が手を携えて繁栄と安定を守ろうとする努力を著しく軽視し、世界各国の平和を求め、発展を図る共通の願いに著しく背いており、われわれは強烈な不満と断固とした反対を表明する。

 米国はアジア太平洋での軍事力配備を強め、他国の内政に乱暴に干渉し、緊張情勢をあおり、つくり出している。事実が何度も証明しているように、時代の潮流に逆行するこうした独断的な行為は、最終的に米国自身にはね返ることになる。

 台湾問題は完全に中国の内政であり、米国に口出しする権利はなく、ましてやこれを中国封じ込めの手段にしようなどと妄想を抱くべきでない。中国人民解放軍は国の主権と領土の一体性を断固として守り、全ての「台湾独立」分裂の画策と外部勢力の干渉を断固粉砕する。

 米国は南中国海の混乱を望んでいるかのように徒党を組み、波風を立てている。これこそが地域の平和と安定にとって最大の脅威である。

 中国は一貫してアジア太平洋地域の平和と安定の守護者、建設者である。中国軍は地域各国と共に覇権主義がアジア太平洋を害することに反対し、地政学的衝突をアジア太平洋にもたらすことに反対し、いかなる勢力であれ、ここで戦争や混乱を引き起こすことに反対する。

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