【新華社長春5月24日】中国吉林省長春市で開かれた第2回東北図書交易博覧会では、松花石の奇石やすずり、オリジナル製品など数千点の工芸品が展示され、多くの人が鑑賞や購入に訪れた。松花石は吉林省南東部特産の石で、明代からすずりに使われ、清代に入って特に高く評価された。この石を使ったすずりは現在、同省の「長白山新三大名産品」として、高麗人参とミネラルウオーターに並ぶ新たな特産品となっている。
松花石の採掘・加工技術は一度途絶えたが、職人のたゆまぬ努力が実を結び、収集・鑑賞用として再び注目を集め、産業チェーンも形成されつつある。(記者/唐成卓、張文嶸)