中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京5月23日】中国商務部の何咏前(か・えいぜん)報道官は22日の記者会見で、中国は米国の人工知能(AI)チップに対する輸出規制に断固反対し、自国の正当な権益を守るため断固たる措置を取ると表明した。
商務部国際貿易交渉代表兼副部長の李成鋼(り・せいこう)氏がアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合で米国の人工知能(AI)チップに対する輸出規制を批判したことを受け、質問に答えた。
何氏は次のように述べた。李氏は韓国済州島で15~16日に開かれたAPEC貿易相会合に代表団を率いて出席し、多国間貿易体制を通じた相互連携の推進、AI革新による貿易の利便性向上、持続可能な貿易による繁栄と発展などの議題を巡り中国の立場を表明した。
AIチップに対する米国の輸出規制問題について、中国はこれまで何度も立場を明らかにしてきた。輸出規制を乱用して中国に圧力をかける米国の行為は国際法と国際関係の基本準則に違反し、中国企業の正当な権益を著しく損ない、中国の発展の利益を脅かす。