中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京5月22日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は21日の記者会見で、欧州連合(EU)と英国が20日、ロシアに対する新たな制裁措置を発表し、制裁対象に中国とアラブ首長国連邦(UAE)の企業も含めたことについて、中国企業への理不尽な制裁に強い不満と断固反対を表明し、欧州はロシアとの経済・貿易協力で二重基準を使い、中国企業の合法的な利益を損なうのをやめるべきだと強調した。
毛氏は次のように述べた。中国は一貫して、国際法の根拠のない、国連安全保障理事会の承認なしの一方的制裁に反対している。中国企業に対する欧州の理不尽な制裁に強い不満と断固反対を表明する。ウクライナ危機について、中国は和平交渉の推進に尽力してきた。中国は紛争当事者に殺傷兵器を提供したことはなく、軍民両用品の輸出を厳格に管理している。現在、欧米を含む多くの国がロシアと貿易を展開している。中国とロシアの企業間の正常な交流と協力が中断されたり、影響を受けたりすべきではない。欧州はロシアとの経済・貿易協力で二重基準を使い、中国企業の合法的な利益を損なうのをやめるべきだ。中国は必要な措置を取り、自国の合法的権益を断固として守る。