技術や産業で誰かに挑戦する意図ない　北斗ナビで中国外交部

中国外交部。（北京＝新華社記者／李賀）

　【新華社北京５月２１日】中国外交部の毛寧（もう・ねい）報道官は２０日の記者会見で、中国の北斗ナビゲーションシステムが米国のＧＰＳシステムの世界的地位に「挑戦」しているとした海外メディアの評論に「中国の技術革新と産業発展は誰かを標的にしたものではなく、ましてや挑戦する意図などない」と表明した。

　毛氏は次のように述べた。北斗システムは中国の衛星ナビ・位置情報サービス産業の目玉となる発展成果、世界に貢献する技術革新の成果であり、国連からも認められている。

　中国の技術革新と産業発展は誰かを標的にしたものではなく、ましてや挑戦する意図などない。中国の北斗は世界の北斗でもある。われわれは開放協力と互恵ウィンウィンを引き続き堅持し、他国と共に、より多くの先進科学技術成果で人民に寄与し、人類に幸福をもたらしていく。