中国初の9千トン級エアドーム式穀物倉庫が運用間近

中国初の9千トン級エアドーム式穀物倉庫が運用間近

新華社 | 2025-05-20 15:46:45

エアドーム式穀物倉庫の建設現場。(5月6日、ドローンから、長沙=新華社記者/陳思汗)

 【新華社長沙5月20日】中国湖南省長沙市でこのほど、国内初となる9千トン級エアドーム式穀物倉庫5基の空気充填が完了した。食糧備蓄を担う中国儲備糧管理集団(シノグレイン)傘下の長沙直属庫が管理する第4世代の新型穀物倉庫が実用段階に入った。

 エアドーム式穀物倉庫は断熱層、防水層、構造層が一体化され、気密性は高規格穀物倉庫に対して国が定めた基準の6倍以上に上る。従来型倉庫と同程度の建設コストがかかる一方、空調による温度制御や窒素ガス調整技術などと組み合わせることでエネルギー消費を大幅に削減でき、ライフサイクル全体の運用・保守コストは3割以上の削減が見込まれる。

 エアドーム式穀物倉庫は単体の高さが33メートル、直径が24メートル。貯蔵可能量は9千トンで、1世代前に比べ2割増加した。今年末の完成と来年2月の運用開始を予定している。

エアドーム式穀物倉庫の建設現場。(5月6日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

エアドーム式穀物倉庫の内部工事をする作業員。(5月6日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

エアドーム式穀物倉庫の建設現場。(5月6日、ドローンから、長沙=新華社記者/陳思汗)

エアドーム式穀物倉庫の空気充填・気圧監視設備。(5月6日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

エアドーム式穀物倉庫の空気充填・気圧監視設備を操作する技術者。(5月6日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

エアドーム式穀物倉庫の内部工事をする作業員。(5月6日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

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