15日、運行開始した北京とベラルーシの首都ミンスクを結ぶ中欧班列。(北京=新華社配信)
【新華社北京5月17日】中国の京津冀(北京・天津・河北2市1省)地域の鉄道を運営する中国鉄路北京局集団北京鉄道物流センター瑠璃河営業拠点で15日、北京とベラルーシの首都ミンスクを結ぶ中欧班列(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)が運行を開始し、北京および周辺地域と欧州の貿易に新たな物流ルートを開いた。
自動車部品約293万トンを積んだ40フィートのコンテナ40個を搭載した列車は、二連浩特(エレンホト)口岸(通関地)から出国し、約15日後にミンスクに到着する。
列車の安全で効率的な運行を保障するため、鉄道部門は「グリーンチャンネル(優先レーン)」を設置し、輸送計画から輸送スペースの確保、積み込み、列車輸送、荷卸しまで全ての過程で優先して処理を行う「五つの優先」政策を実施している。
列車の運行は、北京がアジア・欧州諸国とつながる国際物流ルートを広げ、海外市場での中国製品の影響力を高めると同時に、「一帯一路」共同建設国の貿易の円滑化、経済繁栄のために積極的な貢献をしていく。