北京で日本の絵本作家、五味太郎さんの対談イベント開催

北京で日本の絵本作家、五味太郎さんの対談イベント開催

新華社 | 2025-05-17 20:22:15

16日、イベントでゲストと交流する五味太郎さん(左から2人目)。(北京=新華社記者/楊珏)

 【新華社北京5月17日】中国北京市の前門大街にある書店Page Oneで16日、中国でも知られる日本の絵本作家、五味太郎さんを招いた対談イベントが開かれた。

 五味さんは、代表作「きんぎょがにげた」や新刊「ぼくはふね」の創作秘話を通じて50年以上の創作過程における観察と人生の悟りについて紹介。会場に集まった児童文学研究者や児童書の出版関係者、ファンなど、多くの人々が熱心に耳を傾けた。イベントのゲストとして招かれた児童文学研究者の朱自強(しゅ・じきょう)さんは「五味先生は子どもたちの心を最もよく理解している作家で、シンプルなストーリーと簡潔なことば、絵でそれを深く表現できる」と称賛した。

16日、イベントに臨む五味太郎さん。(北京=新華社配信/愛心樹童書提供)

 五味さんがこれまでに出版した絵本は400冊余りに上り、数十カ国に紹介され、中国にも多くの熱烈なファンがいる。来場者の一人は「五味先生の話は本当に面白かった。多作で質の高い作家であり、ユーモアの持ち主でもある」と語った。

 「きんぎょがにげた」の中国語版は150万部以上を売り上げ、SNSアプリ「小紅書(RED)」の関連投稿の閲覧数は約500万回に上る。中国の子どもたちと保護者に深く愛されており、保護者の一人は「『きんぎょがにげた』は色彩が美しく、一瞬で子どもをとりこにする。子どももとても喜んで読んでいる」と話した。

 イベントは児童書出版社の愛心樹童書、Page One、国際交流基金北京日本文化センターが共催した。(記者/楊珏、薛瑩瑩)

16日、イベントで新刊「ぼくはふね」について司会者と交流する五味太郎さん(右)。(北京=新華社記者/楊珏)

16日、来場者と記念写真に納まる五味太郎さん(前列中央)。(北京=新華社配信/愛心樹童書提供)

16日、五味太郎さんの作品を掲げる来場者。(北京=新華社配信/愛心樹童書提供)

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