福建省の軽食「沙県小吃」、台湾旗艦店がオープン

１３日、台湾桃園市の沙県小吃旗艦店で提供される料理。（桃園＝新華社配信）

　【新華社台北５月１７日】中国福建省三明市沙県区の伝統的な軽食「沙県小吃（シャーシェンシャオチー）」の台湾地区旗艦店が１３日、桃園市蘆竹区にオープンした。台北、新北、台中などの８店舗も同時オープンとなっており、台湾の飲食市場に新たな活力を注入し、両岸（大陸と台湾）の飲食文化交流をより一層促進すると見られている。

　台湾工商企業経営発展協会理事長で台湾創鑫生機集団董事長の郭煜傑（かく・いくけつ）氏は「今後より多くの大陸グルメの台湾進出を期待し、両岸の食を通じたより多くの交流・協力を希望する」と述べ、今回の９店舗同時オープンは両岸飲食業の交流・協力の成果であるだけでなく、両岸の伝統的グルメ文化の融合・発展も示していると強調した。

１３日、台湾桃園市の沙県小吃旗艦店で食事をする女性たち。（桃園＝新華社配信）

　台湾創鑫生機集団は昨年１１月、「沙県小吃」のブランドを台湾で運営する権利を取得した。同社はこれまでに、桃園の旗艦店のほか、台北、新北、台中などのフランチャイズ店の改造も終えており、今年末には台湾の全主要都市にフランチャイズ店を展開していくという。