中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京5月15日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は15日の記者会見で、19日に始まる世界保健機関(WHO)総会への台湾地区の参加を認めないとした中国の決定は国際社会の広範な理解と支持を得ていると指摘した。
林氏は次のように述べた。中国台湾地区の国際機関への参加については、WHOの活動も含め、中国の立場は一貫しており明確である。「一つの中国」原則に基づき処理しなければならないということであり、これは国連総会第2758号決議とWHO総会25・1号決議で確認された根本原則でもある。
中央政府の許可なしに、台湾地区がWHO総会に参加するいかなる根拠、理由、権利もない。民進党当局が「台湾独立」の立場に固執していることは、台湾地区がWHO総会に参加する政治的基盤の喪失を招いた。「一つの中国」原則、国連総会とWHO総会の関連決議の厳粛性と権威性を守るため、中国は今年の総会への台湾地区の参加に同意しないと決定した。
中国の決定が国際社会の広範な理解と支持を得たことは、「一つの中国」原則の堅持が人心の向かうところ、大勢の赴くところ、大義のあるところであり、「一つの中国」原則を堅持する国際社会の構図が挑戦を許さず、揺るぎないものであることを十分に示している。