新疆ウイグル自治区昌吉回族自治州モリ・カザフ自治県の250メガワット太陽光発電プロジェクト。(ウルムチ=新華社記者/張鋮)
【新華社ウルムチ5月14日】中国送電大手、国家電網傘下で新疆ウイグル自治区の送配電を担う国網新疆電力は12日、同自治区の発電設備容量が2億キロワットを超え、2億100万キロワットに上り、うち新エネルギーは1億1200万キロワットで全体の55・7%を占めたと明らかにした。
新疆は現在、国家エネルギー・資源戦略保障拠点の構築に取り組み、風力発電区域10カ所と太陽光発電区域5カ所で新型電力モデルを推し進め、新エネ開発を加速させている。2024年末までに、哈密(ハミ)、準東、環塔里木(タリム)の3カ所に1千万キロワット規模の新エネ拠点を建設した。新エネ発電設備容量は火力を上回り、新疆の主要電源となっている。
新エネ発電電力の域外送電量は20年から5年連続で1千億キロワット時を超え、送電先は22省(自治区・直轄市)に広がる。3番目の送電ルートとなるハミと重慶を結ぶプラスマイナス800キロボルト超高電圧直流送電線の敷設が完了すると、域外送電能力は2500万キロワットから3300万キロに拡大する見通しとなる。