米「フェンタニル関税」への対抗措置は依然有効 中国外交部

米「フェンタニル関税」への対抗措置は依然有効 中国外交部

新華社 | 2025-05-14 21:25:31

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京5月14日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は14日の記者会見で、中国と米国がスイスで開いた経済・貿易ハイレベル会談後に、相手に課していた追加関税をそれぞれ大幅に引き下げた措置に関し、米国が維持した30%の関税にフェンタニルを理由とする20%が含まれている点について見解を問われ、中国の対抗措置は「依然として有効」だと強調した。

 林氏は次のように述べた。ジュネーブでの経済貿易会談は多くの前向きな共通認識に達し、双方は2国間の関税水準の大幅な引き下げに合意した。米国は91%の関税の撤廃、24%の「相互関税」の一時停止を承諾し、中国も91%の対抗関税を撤廃し、24%の対抗関税を一時的に停止した。双方は10%の追加関税をそれぞれ維持する。

 米国はフェンタニルを理由に、中国に対して2度の追加関税を不当に課したが、中国はその都度、関税措置と非関税措置を含む対抗措置を直ちに講じ、自国の正当な権益を断固として守ってきた。これらの対抗措置は依然として有効である。

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