中国初の深水パイプ敷設クレーン船、国際任務へ出航

中国初の深水パイプ敷設クレーン船、国際任務へ出航

新華社 | 2025-05-12 22:17:31

 【新華社天津5月12日】中国石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)傘下の海洋石油工程は8日、中国初の深水パイプ敷設クレーン船「海洋石油201」が広東省珠海市の高欄国際ふ頭から中東地域の作業現場に向けて出航したと明らかにした。同船が国際市場で敷設任務を担うのは今回が初めてで、中国の海洋作業用大型船舶の国際運用能力を高める上で大きな意味を持つ。

 「海洋石油201」は水深3千メートル級の海域におけるパイプ敷設能力や4千トン級のつり上げ能力、最も高度な機能を持つクラス3の自動船位保持システムを搭載した深水パイプ敷設クレーン船で、航続距離は1万2千カイリ(約2万2224キロ)に達し、北極海を除く世界の海域での作業が可能。運用開始以来、累計で長さ1500キロを超える海底パイプを敷設し、14万トン以上の構造物をつり上げた。これまでに国内の海底パイプ敷設記録を20回以上更新しており、設備の技術レベルや総合作業能力はアジアでトップクラスを誇る。(記者/李帥)

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