孔子の故郷・山東省曲阜で漢代画石刻の拓片展

孔子の故郷・山東省曲阜で漢代画石刻の拓片展

新華社 | 2025-05-11 20:00:00

 「石上史詩・対話千年-武氏祠漢画石刻拓片展」の展示ホール。(曲阜=新華社配信)

 【新華社済南5月12日】中国山東省曲阜市にある孔子をテーマにした複合文化施設「尼山聖境」でこのほど、漢代の画像石に関する展覧会「石上史詩・対話千年-武氏祠漢画石刻拓片展」が開かれた。

 漢画像石は漢代を代表する芸術品で、1961年に発表された第1次全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)には、同省済寧市嘉祥県の武氏墓群石刻も指定された。嘉祥県にある武氏墓群石刻博物館は、後漢時代の現地の豪族、武氏一族の祠堂(しどう)を構成する漢画像石四十数点を収蔵しており、生き生きとした精巧な画面が漢代やそれ以前の政治、経済、軍事、風土、人情などをダイナミックに描き出している。

 同展では「古代帝王図」「荊軻刺秦王(荊軻<けいか>、秦王を刺す)」「伏羲女媧(ふくぎじょか)図」など武氏祠を代表する石刻拓片17点を展示。歴史故事や神話・伝説、社会、生活などをテーマに漢代社会の芸術的成果と精神の様相を伝えている。(記者/張昕怡)

 武氏墓群石刻の漢画像石「伏羲女媧図」。(曲阜=新華社配信)

 武氏墓群石刻の漢画像石「古代帝王図」。(曲阜=新華社配信)

 武氏墓群石刻の漢画像石「荊軻刺秦王」。(曲阜=新華社配信)

 石上史詩・対話千年-武氏祠漢画石刻拓片展で展示を見る人たち。(曲阜=新華社配信)

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