【新華社南昌5月11日】「千年の磁器の都」と呼ばれる中国江西省景徳鎮市で産出される磁器は「玉のように白く、鏡のように明るく、紙のように薄い」ことで知られ、軽く指ではじけば「磬」(けい=古代中国の打楽器)のような澄んだ音色が響く。人々は陶磁器で甌(おう=口が大きく底の深い碗)や磬、笛、二胡、編鐘(へんしょう=打楽器)などを作り、美しい音楽を奏でている。
磁器製楽器で演奏する地元の楽団「景徳鎮女子瓷楽団」は1999年のデビュー以来、数百曲に上る中国の名曲や古楽の演奏に成功。現代的な要素も作品に取り入れて、伝統的な磁器音楽を時代のニーズに合わせてきた。磁器製楽器で演奏する音楽は豊かな文化的意味合いと奥深い歴史を持ち、ここ数年、海外の聴衆からも「最も素晴らしい」と絶賛されている。(記者/郭傑文)