海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園で確認された実。(4月24日撮影、文昌=新華社記者/蒲暁旭)
【新華社文昌5月9日】中国海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園で一部のナツメヤシが果実をつけた。
ナツメヤシは中東や北アフリカなどを原産地とする主要な経済作物で、栄養価が高いことから「砂漠のパン」と呼ばれている。中国とアラブ首長国連邦(UAE)は2019年、中国のナツメヤシ産業の発展と拡大のため協力することで合意。UAEが21~24年に苗木2万5千本を2回に分けて中国に寄贈した。同研究所が実施機関として苗木を受け取り、遺伝資源園を設置した。
4月26日、海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園。(ドローンから、文昌=新華社記者/蒲暁旭)
研究所はここ数年、組織培養の問題点を解決し、高効率で大規模な育種とナツメヤシにとって危険性の高い害虫「ヤシオオオサゾウムシ」の総合的な防除という二つの技術体系を構築。技術とソリューションの提供によって国内外のナツメヤシ産業の質の高い発展に貢献している。(記者/蒲暁旭)
4月25日、海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園でデータを収集する研究者。(文昌=新華社記者/蒲暁旭)
海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園で葉を刈り取る職員。(4月24日撮影、文昌=新華社記者/蒲暁旭)
海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ組織培養苗光培養室で苗の生育状況を確認する研究者。(4月23日撮影、文昌=新華社記者/蒲暁旭)
4月26日、海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園に設けられたヤシオオオサゾウムシの捕獲装置。(文昌=新華社記者/蒲暁旭)
海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所の培養室で、研究者が手にした組織培養苗(左)と体細胞胚。体細胞胚は組織培養苗へと成長する。(4月23日撮影、文昌=新華社記者/蒲暁旭)
海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ組織培養苗光培養室に並ぶ苗。(4月23日撮影、文昌=新華社記者/蒲暁旭)
海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所のナツメヤシ遺伝資源園で果実の生育状況を確認する研究者。(4月24日撮影、文昌=新華社記者/蒲暁旭)