「原則曲げて合意求めず」 中米貿易交渉で中国商務部

「原則曲げて合意求めず」 中米貿易交渉で中国商務部

新華社 | 2025-05-09 08:51:00

中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京5月9日】中国商務部の何亜東(か・あとう)報道官は8日の記者会見で、何立峰(か・りつほう)国務院副総理がスイスで関税問題を巡り米国側と会談することについて、中国が原則的立場や国際的な公平・正義を曲げて合意を求めることはないと表明した。

 何氏は次のように述べた。米国の関税乱用に断固反対する中国の立場は一貫している。米国が交渉を通じて問題を解決したいなら、一方的関税措置が自国と世界に及ぼす深刻なマイナス影響を直視し、国際的な経済・貿易ルール、公平・正義、各界の理性的な声を直視し、交渉に向けた誠意を示し、誤ったやり方の是正や一方的追加関税の撤回などの問題で準備を整え、行動を取り、中国と共に歩み寄り、対等な協議で双方の懸念を解決するべきだ。約束と反する行動を取り、話し合いを口実に脅迫やどう喝を続けるなら、中国が応じることはない。ましてや原則的立場を曲げ、国際的な公平・正義を犠牲にして合意を求めることもない。

 何氏はさらに、会談での協議予定や貿易協定発表の見通しに関する質問を受け、次のように述べた。中国が繰り返し強調してきたとおり、交渉の扉は開いているが、いかなる対話・交渉も相互尊重、対等な協議、互恵ウィンウィンを前提としたものでなければならない。中国は自身の発展利益をしっかりと守り、国際的な公平・正義の防衛、国際経済・貿易秩序の擁護という立場と目標を堅持する。

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