広東省の大亜湾原発拠点。(資料写真、深圳=新華社配信/頼虔瑜)
【新華社深圳5月2日】中国の原子力大手、中国広核集団(CGN)はこのほど、広東省深圳市に位置する傘下の大亜湾原子力発電拠点について、発電ユニット6基の電力供給量が4月29日時点で累計1兆キロワット時を突破したと明らかにした。
大亜湾原子力発電所は中国本土初の大規模商用原発で、1994年に商業運転に入った。中国広核集団はさらに、深圳市に嶺澳原子力発電所第1期、第2期として発電ユニット4基を設置。これにより、大亜湾原子力拠点には総設備容量600万キロワットを超える加圧水型原子力発電ユニット群が形成され、世界最大の加圧水型原子力発電拠点の一つとなった。
試算によると、同拠点の累計電力供給量は標準炭消費を3億トン以上減らし、二酸化炭素(CO2)排出を8億2千万トン削減する効果があり、その効果は225万ヘクタール分の植樹・造林に相当する。