中国の健康消費、1~3月は好調

中国の健康消費、1~3月は好調

新華社 | 2025-05-02 15:31:45

海南省で開かれた第5回中国国際消費品博覧会で、健康マッサージチェアを体験する高齢者をサポートするスタッフ。(4月13日撮影、海口=新華社記者/陳凱姿)

 【新華社北京5月2日】中国国家税務総局が発表した増値税(付加価値税)インボイスに基づくデータによると、1~3月の健康消費は発展が速まり、好調な勢いを示した。具体的に次の特徴が見られた。

 「一老一小」(高齢者介護と育児)が健康消費の新たな原動力となった。1~3月の高齢者介護サービスの売上高は前年同期比65・5%増、高齢者介護施設のサービス収入は23・9%増となり、高めの伸びを示した。保育サービスの売上高は12・2%増加した。

 デジタル・スマート技術が健康消費の急成長に寄与した。スマートウォッチ、血圧計、血糖モニター、心電計などをはじめとするヘルスモニタリング機器の売上高は41・6%増え、スマート機器製造業の売上高は26・4%増となった。

 健康的なライフスタイルがトレンドになりつつある。スポーツコンサルティングの売上高は34・1%、スポーツ・ヘルスケアサービスは12・3%、スポーツ用品製造は10・8%それぞれ増加した。「心身ともに良好な状態」の理念が健康消費の新たな需要を生み出し、健康保険の売上高は5・5%、心理カウンセリングは20・7%、ヘルスケアコンサルティングは5・4%それぞれ増加した。養生と薬膳を取り入れた食事療法が浸透しつつあり、健康食品の小売売上高は5・2%増加した。

 同総局関連司局の担当者によると、税務部門は今後も健康経済の特徴と納税者の需要を結び付けてサービスを改善させ、関連する税や費用の優遇策を実行し、健康消費の質の向上と高度化を支え、新型消費業態の発展を後押しするという。

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