中日書画家の合同展「明月随人帰」が大阪で開催

中日書画家の合同展「明月随人帰」が大阪で開催

新華社 | 2025-04-30 16:12:30

27日、開幕式で記念撮影する劉小愛氏と平山助成氏。(大阪=新華社配信)

 【新華社大阪4月30日】中国と日本の書画家による合同展「明月随人帰――平山助成・劉小愛(りゅう・しょうあい)共同展」が27~29日、大阪市の大阪国際交流センターで開かれた。大阪・関西万博に合わせ、在阪の中国語新聞「関西華文時報」が主催。両作家による100点に上る作品が展示された。

 平山助成氏は、広島県にある平山郁夫美術館の館長で、日本画の大家・平山郁夫氏の実弟にあたる。劉小愛氏は中国画の巨匠・董寿平(とう・じゅへい)氏に師事し、墨でランを描く「墨蘭」の唯一の伝承者として知られる。

27日、平山助成・劉小愛共同展の会場。(大阪=新華社配信)

 展覧会のハイライトは、新作「明月随人帰」シリーズ15点。1984年に訪中した平山郁夫氏が、中国の黄胄(こう・ちゅう)、呉作人(ご・さくじん)、范曽(はん・そう)ら著名画家と共同制作した同名作品を受け継ぎ、劉小愛氏が主要部分を、平山助成氏が満月と題字を担当。両国の芸術家による時空を超えた共作が独特な魅力を生み出した。

27日、平山助成・劉小愛共同展の会場。(大阪=新華社配信)

 鳩山由紀夫元首相も祝賀メッセージを寄せ、「水墨画は中国から日本に伝わり独自の発展を遂げた。歴史への感謝と畏敬の念を胸に、これからの日中友好のため、今を生きるわれわれが手を携えて努力していくことを改めて誓いたい」と述べた。

27日、平山助成・劉小愛共同展に展示された絵画作品。(大阪=新華社配信)

 劉小愛氏は「日本のファンが私の墨蘭を知り、ランの鉢植えを贈ってくれたことに感動した」とし、何度も訪日し「富士美術賞」を受賞した師・董寿平(受賞)の意志を継ぎ、作品を通じて両国の芸術家の友情を深めたいと語った。

 会期前日の26日には「明月随人帰」シリーズの一作品が日本郵政によりオリジナル切手として発行された。

27日、平山助成・劉小愛共同展に展示された絵画作品。(大阪=新華社配信)

27日、劉小愛氏に蘭の鉢植えを贈呈する日本の友人。(大阪=新華社配信)

27日、平山助成・劉小愛共同展に展示された絵画作品。(大阪=新華社配信)

27日、来賓と共に絵画作品を鑑賞する平山助成氏。(大阪=新華社配信)

27日、来賓と共に記念撮影する平山助成氏と劉小愛氏。(大阪=新華社配信)

27日、「明月随人帰」のオリジナル切手。(大阪=新華社配信)

27日、来賓と共に記念撮影する平山助成氏と劉小愛氏。(大阪=新華社配信)

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