【新華社北京4月30日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月29日のニュースをお届けします。
1.「米関税政策が企業活動を阻害」 ボーイング機返送に中国商務部
中国商務部の報道官は29日、米ボーイング社が中国の航空会社向けに製造した「737Max」3機の引き渡しを見送り、米国に機体を戻したとの報道に関し、米国の関税政策が正常な企業活動を妨げていると述べ、是正を求めました。
2.デジタル中国建設サミット、体験エリア開放
中国福建省福州市で29~30日に開催される「第8回デジタル中国建設サミット」に設けられた体験エリアが28日にオープンしました。28~29日は業界関係者向け、30~5月4日まで一般公開されます。メイン展示エリア(5万6千平方メートル)にはフォーチュン・グローバル500企業22社、デジタル関連企業300社以上が出展しています。
3.三星堆博物館でポタラ宮の世界文化遺産展 中国四川省
中国四川省広漢市の三星堆(さんせいたい)博物館で27日、西蔵自治区ラサ市のポタラ宮をめぐる特別展「ポタラ宮-高原から来た世界文化遺産」が始まりました。「建築」「珍宝」「保護と活用」の三つのテーマで構成されています。貴重な文化財110組186点が展示され、うち3分の1以上は今回初めて一般公開されました。
4.中国山西省で宋・金時代の墓9基を発掘
中国山西省考古研究院は、2024年後半に同省長治市潞州区陳村の北西部で宋・金時代の墓9基を発掘したと発表しました。多くは壁画墓で、山西省南東部における宋・金時代の葬送習俗や社会生活、歴史文化、家族の変遷を補完する実物資料となり、建築考古学や美術考古学の研究を支える重要な裏付け資料にもなりました。
5.中国スマホ出荷、1~3月5%増 シャオミが首位に返り咲き
シンガポールの調査会社カナリスが27日に発表した2025年1~3月のスマートフォンの中国出荷台数は前年同期比5・0%増の7090万台で、24年からの回復傾向を維持しました。
ブランド別では、小米科技(シャオミ)が40・0%増の1330万台で19・0%のシェアを占め、10年ぶりに首位に返り咲きました。華為技術(ファーウェイ)は1300万台で2位となり、2桁増を保ちました。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。