粤港澳大湾区の港湾、「一帯一路」経済・貿易協力に貢献

粤港澳大湾区の港湾、「一帯一路」経済・貿易協力に貢献

新華社 | 2025-04-29 09:39:00

広州港南沙港区。(広州=新華社配信)

 【新華社広州4月29日】中国の粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)の港湾では、1~3月の外貿貨物・コンテナ取扱量が大幅な増加傾向を呈し、特に「一帯一路」共同建設国との貿易が増加の重要な支え役となった。

 1~3月の広州港の外貿貨物・コンテナ取扱量は前年同期比でそれぞれ16・9%、22・5%増加した。運営会社の広州港集団の莫斌(ばく・ひん)生産業務部副部長は「ここ数年、中国と『一帯一路』共同建設国間の貨物輸送に対する需要は増加の一途をたどり、それが広州港の外貿貨物・コンテナ取扱量の持続的な増加につながっている」と述べた。同港は過去2年に相次いで新航路を開設しており、運営中の国際航路174航路のうち、150航路が100余りの「一帯一路」共同建設国・地域に通じている。

 税関総署のデータによると、1~3月の中国と「一帯一路」共同建設国間の貿易額は2・2%増の5兆2600億元(1元=約20円)で過去最多を更新した。中国の貿易総額に占める割合は51・1%と、2024年に初めて50%を超えたのに続き、さらに拡大した。

アフリカに輸出するリュックを作る従業員。(3月12日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

 域内には広州港、深圳港、香港港と三つの世界的港湾があり、24年にはこれら3港がすべてコンテナ取扱量で世界上位13位に入った。

 1~3月の深圳港の外貿コンテナ取扱量は19・6%増の788万TEU(20フィートコンテナ換算)となり、同時期として過去最多を記録した。

 香港のモノの輸出は1~2月も堅調な伸びを維持した。過去10年で、香港特別行政区と本土以外の「一帯一路」共同建設国・地域の貿易額は6割近く増加した。関係国・地域との貿易額は香港の貿易総額の43%を占め、「一帯一路」構想が香港の経済成長の新たな推進力となっていることを示した。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。