温室ハウスでアカバナヒルギモドキの人工授粉実験を行う技術者。(4月10日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
【新華社海口4月28日】中国の国家1級保護植物に指定されているアカバナヒルギモドキは、マングローブの「国宝」と呼ばれている。生育に質の高い環境を必要とするため、野生の個体数が2014年には14株まで激減した。この絶滅危惧種を救うため、海南省の三亜市林業科学研究院の研究者たちは多大な努力をしてきた。
三亜鉄炉港マングローブ自然保護区で川を渡る三亜市林業科学研究院の技術者。(4月10日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
アカバナヒルギモドキの種子は無胚率が高いため、野生での繁殖には限界がある。同研究院は、人工授粉や枝に処理を施して発根させて切り離す「空中取り木(高取り法)」などの方法で繁殖率を高め、現在1万本の幼苗を栽培している。また再野生化試験を実施し、三亜鉄炉港マングローブ自然保護区で野外に2千本以上のアカバナヒルギモドキの木を植えた。
現在、同自然保護区のアカバナヒルギモドキは順調に生育しており、新しく植えた一部の木は既に開花して実をつけ、保護活動は目覚ましい成果を上げている。(記者/張麗蕓)
アカバナヒルギモドキの生育を確認する技術者。(4月9日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
温室ハウスでアカバナヒルギモドキの幼苗を移植する技術者。(4月9日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
三亜鉄炉港マングローブ自然保護区で、アカバナヒルギモドキの幼苗の生育状況を確認する技術者。(4月9日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
三亜鉄炉港マングローブ自然保護区で、樹齢100年のアカバナヒルギモドキから種子を集める技術者。(4月9日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
三亜鉄炉港マングローブ自然保護区で、花を咲かせる樹齢100年のアカバナヒルギモドキ。(4月9日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
温室ハウスでアカバナヒルギモドキの授粉実験を行う技術者。(4月10日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)
三亜市林業科学研究院の温室ハウスで生育するアカバナヒルギモドキの幼苗。(4月10日撮影、海口=新華社記者/張麗蕓)