【新華社北京4月27日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月25~26日のニュースをお届けします。
1.フェンタニル問題巡る米の追加関税は「典型的いじめ」 中国外交部
中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は25日の記者会見で、フェンタニル問題をめぐる交渉での中国の「誠意が不十分」として、米国がさらなる懲罰的措置を取る可能性があるとの報道に関し、フェンタニル問題を理由にした対中追加関税は理不尽で「典型的ないじめだ」と批判しました。
2.中国アニメ映画「ナタ2」、北欧諸国で順次公開
中国のアニメ映画「ナタ 魔童の大暴れ」(ナタ2)が24日以降、デンマークなど北欧諸国で順次公開され、大きな反響を呼んでいます。
3月には欧州の複数の国で上映が始まり、好調な興行成績を記録しました。4月24~27日にデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランドなど北欧の約20都市で公開されます。累計興行収入(前売りと海外分含む)は20億ドル(1ドル=約144円)を突破し、さらに増え続けています。
3.中国山西省で劉慈欣氏の作品展 「三体」のベストセラー作家
中国が生んだ世界的なSF作家、劉慈欣(りゅう・じきん)氏の作品展が23日、山西省太原市で始まりました。代表作の「三体」は世界的なSF文学賞0426であるヒューゴー賞をアジア人で初めて受賞、世界で3千万部超のベストセラーとなりました。
同市で開催中の「第4回全民読書大会」の一環として、山西省科学技術館の2階ホールを会場に27日まで開かれます。劉氏のさまざまなバージョンの著書や30カ国以上の翻訳版計100種以上を展示します。
4.中国天津で著作権の重要性示す展覧会開催
中国天津市の河西区文化センターで23日、知的財産権広報週間および著作権登録傑作文芸作品展が開幕しました。
美術、書道、写真、民間芸術の4分野から成る展示品約200点の大部分は著作権登録済みで、関係者が独創性を重視し、創作から法的権利の確立まで体系的に進めていることを示しています。同展は天津市文学芸術界連合会による主催で、5月6日まで無料公開されます。
5.中国第一汽車集団、「紅旗」の空飛ぶクルマを初公開
中国の自動車大手、中国第一汽車集団は23日、紅旗ブランドの空飛ぶクルマ「天輦(てんれん)1号」を発表しました。飛行距離は200キロメートル以上で、年内の初飛行を予定しています。
紅旗ブランドは同日、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)仕様の高級セダンH9、スポーツタイプ多目的車(SUV)のHS9のほか、紅旗ブランド初となる高級オフロード車の紅旗天工06と紅旗H5プラグインハイブリッド車(PHEV)の新エネルギー車2モデルも正式発表しました。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。