中国の交通運輸業、１～３月は好スタート

　上海洋山港に停泊するコンテナ船。（２月１０日撮影、上海＝新華社配信）

　【新華社北京４月２６日】中国交通運輸部は２４日、交通運輸業が１～３月に全体的に好スタートを切ったと発表した。貨物輸送量の伸びは２０２４年通年を上回り、宅配便取扱件数も急増した。

　有償貨物輸送量は前年同期比４・９％増の１３０億６千万トンで、伸び率は２４年通年を１・０ポイント上回った。うち鉄道輸送は１・０％増の１２億５千万トン、道路輸送は５・４％増の９４億９千万トン、水上輸送は４・９％増の２３億１千万トン、航空輸送は１１・７％増の２２４万トンだった。宅配便取扱件数は２１・６％増の４５１億４千万件となった。

　港湾の貨物取扱量は３・２％増の４２億２千万トンで引き続き増加した。うち国内取引による取扱量は４・１％増、対外貿易による取扱量は１・４％増だった。コンテナ取扱量は８・２％増の８３０３万ＴＥＵ（２０フィートコンテナ換算）で大きく伸び、うち国内取引は３・６％、対外貿易は１１・５％それぞれ増加した。

　地域をまたぐ人の移動は盛んで、４・０％増の１７３億９千万人となった。うち鉄道での移動は５・９％増の１０億７千万人、水上輸送は２・６％減の５４８６万人、航空輸送は４・９％増の１億９千万人、道路での移動は３・９％増の１６０億７千万人だった。春節（旧正月）の特別輸送態勢「春運」期間（１月１４日～２月２２日）は９０億２千万人と過去最多を記録した。

　交通分野への固定資産投資は６７５２億元（１元＝約２０円）で高水準を維持した。うち鉄道関連は５・２％増、水路関連は１０・２％増となった。