【新華社長春4月22日】中国吉林省の長白山では温帯原始林が良好な状態で保たれ、松花江、鴨緑江、図們江の三大河川流域で生態系の均衡を維持する重要な役割を果たしている。同山は単なる地理的な座標ではなく、生きた自然博物館として「北東アジアの原始生態博物館」と呼ばれる。
長白山の垂直分布は独特で、山麓から順に針広混交林帯、針葉樹林帯、ダケカンバ帯、高山ツンドラ帯が広がっている。ユーラシア大陸の温帯から極地までの主要な植生を網羅しており、世界的にも珍しい。
山中には野生動物1610種、植物1669種、大型真菌794種が分布している。(記者/姜明明)