「人の往来に前向きな雰囲気を」　日本の注意喚起で中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の郭嘉昆報道官。（北京＝新華社配信）

　【新華社北京４月２２日】中国外交部の郭嘉昆（かく・かこん）報道官は２２日の記者会見で、日本の外務省が中国への修学旅行に関して安全情報を確認した上で渡航の是非を判断するようホームページで注意喚起したことに、日本側に対し「直ちに誤った方法を正し、中国と日本の人の往来に前向きな雰囲気を作り出すよう求める」と述べた。

　郭氏は次のように指摘した。日本の「注意喚起」はいわゆる中国の「安全リスク」を悪意を持って誇張しており、政治的意図が明らかである。中国は強い不満と断固とした反対を表明する。日本側へは既に厳正な申し入れを行った。

　日本が何を根拠に「注意喚起」を発表したのか知らないが、中国は開放的、包容的で安全な国である。われわれは、日本を含む各国の人々が旅行や学習、ビジネス、生活のために中国を訪れるのを歓迎しており、引き続き効果的な措置を講じて中国公民と在留外国人の安全を平等に守っていく。