19日、甘粛省民間芸術展の開幕式。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
【新華社サラエボ4月22日】ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ大学哲学部で19日、「国連中国語デー」を祝い「中国の無形文化遺産、世界と共有」をテーマにした甘粛省の民間芸術展が始まり、地元住民の好評を博している。中国の民間芸術家と西北師範大学美術学院の教員と学生が制作した絵画や剪紙(せんし、切り絵細工)などの作品約60点を通じて、中国西北地域の生活様式と伝統文化を紹介する。
芸術展は、同大学とサラエボ大学が共同で主催、会期は23日まで。
19日、展示品の解説を読む来場者。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
在ボスニア・ヘルツェゴビナ中国大使館の繆大可(びゅう・たいか)参事官は開幕式のあいさつで、今年は中国とボスニア・ヘルツェゴビナの国交樹立30周年で、両大学の協力による孔子学院設立10周年でもあると紹介。文化交流イベントを通じ、両国民の理解と友情がさらに深まることを期待した。
サラエボ大学のボスコビッチ副学長は、こうした中国の民間芸術作品は旧ユーゴスラビアの「素朴派美術」の絵画の伝統を想起させると指摘。同展は来場者に素晴らしい芸術の喜びをもたらすと信じていると述べた。
地元の学生や住民が中国文化に対する理解を一層深められるよう、会期中は関連の学術講座やワークショップも開催される。
サラエボ大学の大学院生、ルカ・ボスコビッチさんは「将来、より多くの中国の映画や文学、芸術作品がボスニア・ヘルツェゴビナで紹介され、遠い東の大国をより良く知ることができるよう期待する」と語った。
19日、中国の農民画の絵はがきを選ぶサラエボの女の子。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
19日、展示ホールの一角。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
19日、甘粛省民間芸術展の開幕式であいさつするサラエボ大学のボスコビッチ副学長(左)。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
19日、子どもに中国文化を紹介する地元の来場者。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
19日、来場者に展示品を紹介するサラエボ大学孔子学院の中国人ボランティア。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
19日、展示作品を鑑賞する来場者。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)
19日、中国の農民画を鑑賞する来場者。(サラエボ=新華社記者/殷暁聖)