中国商務部、米国が他国に対中貿易の制限強要との報道にコメント

中国商務部、米国が他国に対中貿易の制限強要との報道にコメント

新華社 | 2025-04-21 15:40:21

   【新華社北京4月21日】中国商務部の報道官は21日、米国のトランプ政権が関税交渉で他国に圧力をかけ、関税免除と引き換えに対中貿易の制限を強要しているとの複数の海外メディア報道を巡り、「中国の利益を犠牲にして合意される取引に断固として反対する」と表明した。

   報道官は次のように述べた。米国はこのところ、いわゆる「相互関税」を掲げ、全ての貿易相手国に対して関税措置を乱用し、全ての関係国に米国との「相互関税」交渉に応じるよう強要している。これは「相互」の名を借りた経済・貿易分野における覇権政治の推進であり、一方的ないじめに他ならない。姑息策は平和をもたらさず、妥協が尊重されることはない。自国の一時的な私益のため、他国の経済的損失と引き換えに免除を受けようとするのは不合理であり、結局は何も得られず、他国にも自国にも不利益をもたらす。

   中国は、対等な交渉を通じて米国との経済・貿易上の不一致を解決しようとする各国の試みを尊重する。中国は「相互関税」の問題で各国が公平と正義の側、歴史の正しい側に立ち、国際的な経済・貿易ルールと多国間貿易体制を擁護すべきだと考える。中国の利益を犠牲にして取引を行ういかなる国にも断固として反対するということは、特に指摘しておきたい。そのような状況が起きた場合、中国は決して受け入れず、断固として対抗措置を取るだろう。中国には自らの権益を守る決意と能力がある。

   単独主義と保護主義の衝撃から逃れられる者はいない。国際貿易が弱肉強食の状態に戻れば、全ての国が被害者となる。中国は各国との団結と協調を強め、協力して対応し、一方的ないじめ行為に共同で抵抗し、それぞれの正当な権益を守り、国際的な公平と正義を守っていきたい。

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