中国の「曾侯乙編鐘」が世界の記憶に 2400年前の「音楽の教科書」

中国の「曾侯乙編鐘」が世界の記憶に 2400年前の「音楽の教科書」

新華社 | 2025-04-20 08:57:26

 【新華社武漢4月20日】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は17日、世界的に重要な資料の保存などを目的とする「世界の記憶」(記憶遺産)に、中国が登録申請した「随州曽侯乙編鐘(ずいしゅうそこういつへんしょう)」や「少林寺碑碣(566~1990)」、中国とスリランカが共同申請した航海家の鄭和(てい・わ)に関する遺跡「布施セイロン山仏寺碑(1409年2月15日)」を新たに登録することを決めた。

17日、湖北省博物館に展示された「曾侯乙編鐘」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

 うち湖北省随州市で出土した「曾侯乙編鐘」は65個の鐘に3755文字の銘文が刻まれ、紀元前5世紀における音楽体系と審美性を記録した世界最古の「音の出る音楽の教科書」と称される。現在は湖北省博物館に展示され、2400年以上の時を経てなお人々の心を揺さぶる。「世界の記憶」は人類共通の記憶を保護するためのプロジェクトで、中国からは今回で計18件の文献遺産が登録されたことになる。

出土した曾侯乙編鐘を演奏する初の演奏者ら。(1978年8月1日撮影、武漢=新華社配信)

1978年、随州市の曾侯乙(戦国時代曽国の君主)墓の発掘現場。(武漢=新華社配信)

17日、湖北省博物館に展示された「曾侯乙編鐘」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

17日、湖北省博物館に展示された「曾侯乙編鐘」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

17日、湖北省博物館に展示された「曾侯乙編鐘」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。