穆棱市の農業関連企業、北純農業科技が展示した大豆。(3月19日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)
【新華社ハルビン4月20日】中国黒竜江省穆棱市で、春の作付けに向けた畑の準備が本格化し、北盛現代農機農民専業合作社(協同組合)でも農家の人たちが作業にいそしんでいる。
合作社の魏代玲(ぎ・たいれい)理事長によると、今年の作付面積は8千ムー(約530ヘクタール)で、うち4千ムー(約265ヘクタール)で大豆を栽培する。タンパク質含有量が高く、粒が大きい品種を選定しており、市場の人気も高いという。
穆棱は四季の変化がはっきりとし、降水量や無霜期間、日照時間などの条件も大豆の生育に適していることから「大豆の里」として知られる。市内には50万ムー(約330平方キロ)の全国グリーン食品原料標準化生産拠点もある。「穆棱大豆」は中国の地理的表示(GI)産品、全国名特優新農産品(地域の特色や品質に優れた有望な農産品)に指定されるほか、中国・欧州連合(EU)地理的表示協定の第2陣保護リストにも登録されている。(記者/劉赫垚、侯鳴、趙国鈺)