【新華社北京4月18日】中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団が17日発表した全国の1~3月の鉄道旅客数は前年同期比5・9%増の10億7400万人で、過去最高を更新した。
全国の1日当たりの列車運行数は1万1266本で、前年同期から7・4%増えた。鉄道部門は高速鉄道網を生かし、旅客輸送力を効果的に高めている。
沿線のホテルや観光地と連携し、観光消費の開拓も図る。シニア世代に特化した観光列車「シルバー列車」を増やすなどし、観光列車の運行数は3割増の187本となった。
広東省の広州・深圳と香港特別行政区を結ぶ「広深港高速鉄道」の越境旅客数は10・0%増の729万1千人、雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」の越境旅客数は32・2%増の8万5千人だった。
短期滞在ビザやトランジットビザの免除政策が拡大される中、外国人の鉄道利用にも便宜を図っている。1~3月の外国人旅客数は30・0%増の366万2千人だった。