幅広い世代の芸術家が守り伝える郷土芸能「常徳絲弦」 中国湖南省

幅広い世代の芸術家が守り伝える郷土芸能「常徳絲弦」 中国湖南省

新華社 | 2025-04-18 16:00:34

 舞台で共演する常徳絲弦の名手、宋潔さん(左から1人目)、国家級無形文化遺産項目「常徳絲弦」の代表的伝承者、朱暁玲さん(左から2人目)、常徳絲弦の若手伝承者、伍恩禹さん(右から2人目)と若手演者の謝顔竹さん(右から1人目)。(3月19日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 【新華社常徳4月18日】中国湖南省常徳市鼎城区にある常徳絲弦芸術劇院には現在、「50後」(1950年代生まれ)から「90後」(1990年代生まれ)まで、幅広い世代の「常徳絲弦」演者が所属している。1950年代生まれの常徳絲弦の名手、宋潔(そう・けつ)さん、60年代生まれの常徳絲弦の代表的伝承者の朱暁玲(しゅ・ぎょうれい)さん、および常徳絲弦の若手伝承者、伍恩禹(ご・おんう)さんに代表される80年代生まれと、謝顔竹(しゃ・がんちく)さんに代表される90年代生まれの若手演者たちで、同じチームに所属する幅広い世代の芸術家たちが、世代を超えて伝統を受け継ぎ、常徳絲弦という地元の優れた伝統芸能を共に守り伝えている。

 常德市鼎城区花船廟小学校で子どもたちに常徳絲弦を教える常徳絲弦芸術劇院の若手演者の謝顔竹さん。(3月18日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 常徳絲弦は同市で人気の高い郷土芸能で、明末から清初にかけて江蘇省や浙江省一帯の民謡や流行歌が地元に伝わり、地元の民間音楽と融合しながら変遷を重ね、発展し、形成されてきた。常德方言の歌に絹弦楽器の伴奏が付くことから「常徳絲弦」と呼ばれる。2006年に第1次国家級無形文化遺産の代表的項目に登録された。(記者/趙仲志、陳思汗)

 練習に励む常徳絲弦の若手伝承者、伍恩禹さん(中央)。(3月18日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 演目のリハーサルをする常徳絲弦芸術劇院の若手演者たち。(3月18日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 絹弦楽器の練習をする常徳絲弦芸術劇院の若手演者たち。(3月18日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 リハーサルを行う常徳絲弦の名手、宋潔さん(左端)、国家級無形文化遺産項目「常徳絲弦」の代表的伝承者、朱暁玲さん(左から2人目)、常徳絲弦の若手伝承者、伍恩禹さん(右から2人目)と若手演者の謝顔竹さん(右端)。(3月19日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 常徳絲弦芸術劇院で若手の指導に当たる常徳絲弦の名手、宋潔さん。(3月18日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 公共の無料ステージで芸能を披露する常徳絲弦の若手伝承者、伍恩禹さん(左から2人目)。(3月18日撮影、常徳=新華社記者/趙仲志)

 常徳絲弦を紹介し、ライブ配信をする常徳絲弦芸術劇院の若手演者の謝顔竹さん(左から2人目)と共演者たち。(3月17日撮影、常徳=新華社記者/陳思汗)

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