中国製造業、1~3月は安定の中で質が向上 国家税務総局

中国製造業、1~3月は安定の中で質が向上 国家税務総局

新華社 | 2025-04-18 10:49:36

   【新華社北京4月18日】中国国家税務総局が15日に発表した増値税(付加価値税)インボイスに基づくデータによると、中国製造業は今年1~3月、発展の質が安定の中で向上し、ハイエンド化、スマート化、グリーン(環境配慮型)化への移行が加速した。

   ハイエンド化のテンポが加速した。ハイテク製造業の売上高は12・1%増、設備製造業は9・7%増となり、伸び率は前年通期をそれぞれ3・1ポイント、3・5ポイント上回った。うちコンピューター製造業は29・8%、通信機器製造業は17・8%、電子工業専用設備製造業は16・4%それぞれ増加し、中国製造業のバリューチェーンのミドルレンジ・ハイエンド化が進んだ。

   人工知能(AI)、デジタル化、クラウドコンピューティングなどの新技術が工業分野で幅広く活用されるにつれて、製造業のデジタル化、スマート化も勢いを増している。デジタル製品製造業の売上高は12・0%増え、企業によるデジタル技術の調達額は8・7%増加し、中国製造業のデジタル化がさらに加速した。

   また、スマート設備製造業の急成長が製造業のスマート化の歩みを速めた。スマート設備製造業の売上高は13・2%増加し、うち産業用ロボット製造業は12・4%、車載スマート機器製造業は26・5%、サービスロボット製造業は55・4%それぞれ伸びた。

   中国の製造業は「中国製造(メード・イン・チャイナ)」から「中国智造」(中国スマート製造)」へと進展を遂げ、さらには「中国創造(クリエーティッド・イン・チャイナ)」に向かい、新たな傾向が明らかとなっている。

   このほか、グリーン化も着実に前進している。製造業の売上高に占めるエネルギー多消費産業の割合は29・2%で、前年同期から1・4ポイント低下した。製造業企業による環境ガバナンスサービスの調達額は13・0%増え、伸び率は前年通期を4・6ポイント上回った。

   データの「上昇」と「低下」から、中国の二酸化炭素(CO2)排出削減に向けた取り組みの大きな成果、企業の環境ガバナンス投資の持続的な増加がわかる。ますます多くの企業が今、グリーン発展を企業発展の重要な戦略に位置づけ、原材料の調達、生産プロセス、製品イノベーションなどへの投資を強化しており、グリーン経済は急速に成長している。

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