【新華社上海4月17日】中国上海市の上海出入境辺防検査総站(出入境検査所の統括機関)はこのほど、今年1~3月の上海口岸(通関地)の出入境者数が前年同期比27%増の延べ1015万3千人だったと明らかにした。交通機関の出入境は航空機、船舶、列車、自動車の合計で18%増の7万2千機(隻・本・台)だった。
中国の一方的なビザ免除措置や外国人がトランジットビザ免除で滞在できる時間を240時間(10日間)とする政策の実施を受け、上海口岸経由で出入境した外国人の数は265万1千人と顕著に増加した。うち空港口岸(浦東と虹橋の2大国際空港口岸)経由は49%増の241万7千人、ビザ免除措置を利用して入境した外国人は60万1千人に上り、入境した外国人全体の5割以上を占めた。
中国人の海外旅行、出張などの利便性も向上した。1~3月に上海口岸を経由して出入境した中国本土の住民は20%増の670万人を超え、1日当たり7万4千人となった。目的地の上位5位は日本、韓国、タイ、中国香港とシンガポールだった。
国際クルーズ市場が力強い発展の勢いを示した。1~3月に出入境したクルーズ船は2・7倍の186隻、クルーズ客数は2・4倍の51万1千人、うち外国人のクルーズ客数は54%増の3万4千人となった。