【新華社北京4月16日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は15日の記者会見で、黒竜江省ハルビン市公安局が同日、今年2月に同市で行われた冬季アジア大会期間中のサイバー攻撃に関与したとして、米国家安全保障局(NSA)の関係者を指名手配したと発表したことに関し、中国は、引き続きあらゆる必要な措置を講じて自国のサイバーセキュリティーを守ると表明した。
林報道官は次のように述べた。関連報道に留意している。中国はこれまで何度も立場を明らかにしてきた。第9回冬季アジア大会の期間中、米政府は競技情報システムと黒竜江省の重要情報インフラにサイバー攻撃を行い、中国の重要な情報インフラや国防、金融、社会、生産、公民個人情報の安全に深刻な危害をもたらした。性質は非常に劣悪であり、中国は米政府によるこれらの悪意あるネット行為を非難する。
米国による中国の重要インフラへのサイバー攻撃について、中国は既にさまざまな方式を通じて米国に懸念を伝えている。中国は米国に対し、サイバーセキュリティー問題で責任ある態度をとり、中国に対するサイバー攻撃をやめ、中国に対する根拠のない中傷と攻撃をやめるよう促す。