【新華社南寧4月14日】中国広西チワン族自治区の鉄道を運営、管理する中国鉄路南寧局集団は、中国西部地域と東南アジアを結ぶ物流ルート「西部陸海新ルート」の海上・鉄道複合一貫(シーアンドレール)輸送による貨物輸送量が9日時点で、開通以来400万TEU(20フィートコンテナ換算)を超え、404万1千TEUに上ったと明らかにした。
西部陸海新ルートは鉄道、道路、水運など複数の輸送手段を利用し、西部地域の貨物を北部湾から海運で世界各地に輸送している。重慶市から東南アジア諸国連合(ASEAN)などへの輸送ルートを例にとると、西部陸海新ルートは、長江航路から海に出るルートに比べ、輸送距離が大幅に短縮され、所要時間も25日程度減少した。
海上・鉄道複合一貫輸送の年間貨物量は、17年の3382TEUから24年は約286倍の96万6千TEUに急増した。今年1~3月も大幅増を続け、前年同期比で68・2%増加した。