【新華社上海4月13日】中国上海市の上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港を運営する上海国際機場がこのほど発表した2024年の業績(速報値)は、売上高が前年比12・0%増の123億6900万元(1元=約20円)、純利益が2・1倍の19億3400万元だった。
24年に入り、上海の航空輸送市場は回復の加速期を迎え、空港の運営規模が立て続けに過去最高を更新し、運営の質も向上し、経営状況の改善が続いた。上海国際機場の担当者は、24年通期の営業利益、利益総額、純利益、非経常項目を除く純利益、1株当たり利益はいずれも大幅に増えたとし、その主因として2空港の旅客数が1億2400万人を超え、過去最高を記録したことや、貨物・郵便物取扱量が420万トンを超え、19年の水準を上回ったことを挙げた。売上高が大きく伸びた原因については、コスト管理を厳格化したほか、施設の収用によって補償金を取得し、投資企業の収益が着実に増加したためだと説明した。