中国商務部、米の関税ゲームに「これ以上取り合わない」

中国商務部、米の関税ゲームに「これ以上取り合わない」

新華社 | 2025-04-12 09:26:32

   【新華社北京4月12日】中国商務部の報道官は11日、米国のさらなる対中追加関税引き上げに中国が対抗措置を取ったことに関し、米国の異常に高い追加関税はすでに数字のゲームと化しており、米国がこのままゲームを続けても中国はこれ以上取り合わないと表明した。

   報道官は次のように述べた。中国は米国の恣意的な一方的関税措置に断固として反対し、強く非難する。自らの権益を守るため既に対抗措置を取った。米国が一方的な関税を恣意的に課すことは、国際経済・貿易ルールに対する重大な違反であり、基本的な経済法則と常識に背くもので、世界経済、グローバル市場、多角的貿易体制に深刻な打撃と激しい混乱をもたらした。米国はこれに対し全責任を負うべきである。

   中国などの圧力の下、米国が一部の貿易パートナーへの高額な「相互関税」適用を一時停止したことに留意している。これはシンボリックな小さい一歩にすぎず、貿易における恫喝(どうかつ)によって私益を図ろうという米国のやり方の本質に変わりはない。中国は米国に対し、「相互関税」の撤廃という大きな一歩を踏み出し、誤ったやり方を徹底的に改めるよう促す。

   米国が異常に高い追加関税を中国に課すことはもはや数字のゲームと化し、経済的な意味は既にない。関税を道具化、武器化し、いじめと脅迫の手段としていることをさらに明白にしただけで、笑い話にしかならない。米国がこのまま関税の数字のゲームを続けても、中国はこれ以上取り合わない。だが米国が中国の利益を実質的に侵害し続けるなら、中国は断固として対抗し、最後までお付き合いする。

   中米経済・貿易関係の本質は互恵ウィンウィンである。貿易戦争に勝者はなく、保護主義に活路はない。中国は米国との協議に開放的な態度を取っている。だが威嚇や圧力は中国と付き合う正しい方式ではない。米国は相互尊重を踏まえ、中国と対等な対話を通じて意見の相違を適切に解決すべきだ。

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