中国船に入港料を課す米のやり方は人心を得られない　中国外交部

   【新華社北京４月１１日】中国外交部の林剣（りん・けん）報道官は１０日の記者会見で、トランプ米大統領が中国製または中国籍の船舶に対し入港料を課す大統領令に署名したことについて、単独主義、保護主義は人心を得られないと指摘した。

   林氏は次のように述べた。中国造船業の発展は、企業の技術革新と市場競争に積極的に参加した結果であり、世界貿易の発展とグローバル・サプライチェーン（供給網）の安定と安全に大きく貢献している。

   米国の多くの研究報告書が示すように、同国の造船業は過度な保護により何年も前に競争優位性を失った。米国が自らの問題を中国のせいにするのは、事実的根拠に欠け、経済の常識に反している。

   米国の単独主義、保護主義の支配的なやり方は人心を得られず、世界の海運コストを押し上げ、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの安定を乱し、世界各国の利益を損ない、最終的に米造船業の振興にもつながらない。