【新華社昆明4月11日】中国雲南省の昆明駅で7日、花をテーマとした観光列車の第1便が北京に向けて出発した。乗客は旅行中、花の鑑賞や花を使ったグルメ、フラワーアレンジメントなどを体験できる。
列車は北京と昆明を往復するZ161号とZ162号列車で、貴陽(貴州省)、長沙(湖南省)、鄭州(河南省)など10駅余りを経由、全行程は約34時間となる。花をテーマに打ち出したのは中国鉄道昆明局集団と雲南省の文化観光部門で、車内はバラやツバキ、コスモスに似た格桑花(ゲーサンメド)などさまざまな種類の花で飾られ、1年を通じて良い香りが漂う。
乗客は花酥(花をかたどったパイ)や鮮花餅(花のあんを詰めたパイ)などの雲南省ならでは名物が味わえるほか、フラワーアレンジメントの体験も楽しめる。通信アプリ「微信(ウィーチャット)」のミニプログラム「昆鉄+(プラス)」ミニプログラムからいつでも気に入った花製品を購入できるという。