【新華社北京4月10日】中国税関総署は9日、国務院関税税則委員会の公告に基づき、10日午後0時1分(日本時間同1時1分)から米国産の全ての輸入品に84%の追加関税を課すと発表した。追加関税の発動前に出荷され、5月14日午前0時(日本時間同1時)までに輸入された貨物(輸送中の貨物)は対象外とした。
税関総署によると、10日午後0時1分以降に申告された米国産の全ての輸入品は、現行の課税方法と税率(現在適用されている最恵国税率または暫定税率と実施済みの追加関税率の合計)に追加関税が上乗せされる。
輸送中の貨物については、輸入企業は追加関税の免除申請ができる。輸入企業は米国産品の輸送状況を確認し、10日午後0時1分より前に出荷され、5月14日午前0時までに輸入申告が行われることを確認しなければならない。追加関税の対象とならない貨物については輸送手段を申告した後、輸入申告を行う。税関特殊管理区や保税蔵置場などから区域内国内販売や区域外加工貿易国内販売などの形式で輸入される物品について、追加関税の免除を申請する場合は、5月14日午前0時までに国内販売の輸入申告をする。