中国天津市、清明節連休の消費活発

中国天津市、清明節連休の消費活発

新華社 | 2025-04-08 17:35:00

5日、天津の遊園地で遊ぶ観光客。(天津=新華社記者/宋瑞)

 【新華社天津4月8日】中国天津市では清明節連休期間(4~6日)中、活発な消費活動が行われた。市商務局のデータによると、モニタリングしている商業施設430社の3連休中の来店者数は前年同期比8・2%増の延べ779万3千人、売上高は3・3%増の9億6千万元(1元=約20円)だった。

 毎年4月上旬にやって来る清明節のイベントと言えば、ハイキングや花見が定番。天津市もこの時期、さまざまな花見イベントを開催し、暖かくなって咲き出した花を消費の原動力に変えている。

 文化観光エリアの「五大道」では今年で3年目となるカイドウフェスティバルが行われ、市民や観光客の人気の行き先となった。連休中の同エリアの消費は9%以上増加した。花見ブームは宿泊施設の需要も押し上げ、人気の花見ルート周辺のホテル予約率も大幅に上昇した。

6日、天津のショッピングモールで商品を購入する買い物客。(天津=新華社記者/宋瑞)

 市内のショッピングモールも集客のてこ入れを図った。モニタリング対象となっている58ショッピングモールの来店客数は10・3%増の延べ606万5千人、売上高は3・1%増の3億3千万元となった。

 消費財買い替え補助金政策に加え、商業施設での割引も消費の潜在力を効果的に引き出した。ショッピングモールなどの家電売り場は大にぎわいとなり、実店舗での家電製品の取引量は平日の1・5倍の3500台余り、携帯電話・デジタル機器の販売量は2倍以上の4千台余りとなった。家電と住宅・インテリア建材の1日当たりの消費額も前年同期比で7割以上増加した。

 飲食市場も活況を呈した。モニタリング対象の飲食企業179社の売上高は合計で13・6%増の1644万4千元、利用客数は5・2%増の延べ18万人だった。(記者/宋瑞)

5日、天津の遊園地で遊ぶ観光客。(天津=新華社記者/宋瑞)

6日、天津のショッピングモールで食事をする利用客。(天津=新華社記者/宋瑞)

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