「中欧班列」東ルートの増強事業進む 中国黒竜江省で鉄道改修再開

「中欧班列」東ルートの増強事業進む 中国黒竜江省で鉄道改修再開

新華社 | 2025-04-06 13:33:33

3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の建設現場。(ドローンから、佳木斯=新華社記者/王松)

   【新華社佳木斯4月6日】中国黒竜江省でこのほど、佳木斯(ジャムス)駅と中ロ国境の同江北駅を結ぶ鉄道の改修事業が予定通り再開した。中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の「東ルート」の輸送能力増強事業が建設シーズンに入った。

   佳木斯-同江鉄道の改修事業は、交通インフラ建設大手、中国鉄建傘下の中鉄第五勘察設計院集団が設計し、鉄道建設大手、中国中鉄傘下の中鉄一局集団と中国鉄建電気化局集団が建設に参加する。貨物輸送を主体に旅客輸送も行う幹線鉄道で、改修線路の全長は258・25キロとなる。

   改修後、佳木斯-同江鉄道には待避駅が7駅新設され、一部の駅の旅客・貨物輸送施設も強化され、列車通過能力は4倍に向上する。同江北駅ではコンテナ作業エリアが拡大し、積み替え能力も増強される。鉄道口岸(通関地)の石炭や鉄鉱石などの輸送能力もさらに向上する。

   中国国家鉄路集団傘下の中国鉄道ハルビン局集団によると、中欧班列東ルートでは2024年、浜洲鉄道の博克図(ブグト)-西嶺口区間斜面改修事業、浜綏鉄道の綏芬河-国境線区間改修事業、佳木斯-同江鉄道改修事業が相次いで着工していた。供用開始後は、満洲里、綏芬河、同江の各鉄道口岸における中欧班列の運行ニーズをさらに満たし、中国の北への開放の新たな高地の構築を加速する。

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3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の建設現場。(ドローンから、佳木斯=新華社記者/王松)pagebreak

3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の建設現場で働く作業員。(佳木斯=新華社記者/王松)pagebreak

3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の建設現場で働く作業員。(佳木斯=新華社記者/王松)pagebreak

   3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の佳富線四馬架駅で設備の設置を行う作業員。(佳木斯=新華社記者/王松)pagebreak

   3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の佳富線四馬架駅で設備の設置を行う作業員。(ドローンから、佳木斯=新華社記者/王松)

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3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の鉄筋加工工場で溶接を行う作業員。(佳木斯=新華社記者/王松)pagebreak

3月29日、黒竜江省の佳木斯-同江鉄道能力増強改修事業の鉄筋加工工場で溶接を行う作業員。(佳木斯=新華社記者/王松)

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