【新華社北京4月4日】清明は二十四節気の5番目に当たる。中国では伝統的に墓参りをする日であり、故人となった親族や友人、先祖、祖国の平和を守った烈士らをしのぶ。社会の発展に伴い、インターネットを通じた墓参りが話題になるなど、弔いの形は多様化している。
清明節前に摘んで加工した新芽の茶は「明前茶」と呼ばれ、みずみずしい味わいや爽やかな香りから、多くの茶人に好まれている。かつて祭祀(さいし)に用いられていた江南地方の伝統菓子「青団」はこの時期、季節の味として供されることが多い。新鮮なヨモギを煮て白玉粉と混ぜ合わせ、さまざまな味の餡(あん)を入れ、「春をおなかに入れる」という意味を込めて食べる。