中国、米国産品に３４％の追加関税　１０日から

   【新華社北京４月４日】中国国務院関税税則委員会は４日、米国産のすべての輸入品に１０日午後０時１分（日本時間同１時１分）から３４％の追加関税を課すと発表した。

   米政府は２日、中国からの輸入品に「相互関税」を課すと発表した。米国のやり方は国際貿易ルールに合致せず、中国の正当かつ合法的権益を著しく損なう典型的な一方的いじめである。米国自身の利益を損なうだけでなく、世界経済の発展と産業チェーン・サプライチェーンの安定にも危害を及ぼす。

   中国の「関税法」「税関法」「対外貿易法」などの法律法規と国際法の基本原則に基づき、国務院の批准を経て、国務院関税税則委員会は、１０日午後０時１分から米国産のすべての輸入品に３４％の追加関税を課すとの公告を発表した。１０日午後０時１分までに出発地から出荷され、１０日午後０時１分から５月１４日午前０時（日本時間同１時）までに輸入された貨物は追加関税の対象にならないとした。

   中国は米国に対し、一方的な関税措置を直ちに撤廃し、平等、尊重、互恵を踏まえ、貿易における意見の相違を話し合いで解決するよう促している。