南中国海の恵州19−6油田海域で掘削作業を実施する、「南海2号」掘削プラットフォーム。(資料写真、北京=新華社配信)
【新華社深圳4月4日】中国石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)は3月31日、南中国海東部海域で1億トン級の油田「恵州19−6」を発見したと発表した。中国が海底深層―超深層の砕屑岩(さいせつがん)で初めて発見した一体構造の大規模油田であり、近海の深層―超深層領域における中国の石油・天然ガス探査の可能性を示した。
同油田は、広東省深圳市から約170キロ離れた南中国海の珠江口盆地の恵州くぼ地に位置し、平均水深は100メートル。試掘の結果、1日当たりの原油生産量は413バレル、天然ガス生産量は6万8千立方メートルだった。継続的な探査により、同油田で確認された地質学的埋蔵量は石油換算で1億トンを超えた。
海洋石油・ガス探査の分野では通常、埋蔵深さが3500メートルを超える地層を深層、4500メートルを超える地層を超深層と呼ぶ。
CNOOC深圳分公司南海東部石油研究院の彭光栄(ほう・こうえい)地質総工程師(チーフエンジニア)によると、ここ数年で見つかった世界の石油・ガス埋蔵量のうち深部地層が60%を占める。中・浅層と比べると、深層―超深層は高温や高圧、高い石油・ガス成熟度、根源岩付近での生成と貯留といった特徴を持ち、天然ガスや軽質油の生成に適しているほか、資源量も豊富な上、探査がまだ十分に進んでいないことから、将来的には石油・ガス埋蔵量と生産量の増加の役割を引き継ぐ重要な地域になることが期待されるという。