中国瀋陽の観光イベント、東京で開催　１０万人の相互送客目指す

１日、瀋陽市文化・観光資源プロモーションの様子。（東京＝新華社配信）

　【新華社東京４月２日】中国遼寧省瀋陽市の観光プロモーションが１日、東京で開かれた。「你好（ニーハオ）！瀋陽」日韓観光年シリーズイベント２０２５の一環で、同市文化・観光・ラジオ・テレビ局と中国駐東京観光代表処が共催した。日本の文化・観光業界、報道機関、経済団体などに向けて、瀋陽の歴史や文化、大自然、都市の新しい姿を紹介し、観光客の相互訪問と産業交流を促進、中日両国の文化・観光交流と協力に新たな活力をもたらすことを目的に行われた。

１日、瀋陽市文化・観光資源プロモーションに出席する人々。（東京＝新華社配信）

　イベントでは、瀋陽市文化・観光・ラジオ・テレビ局が日本市場向けに３日間と５日間の定番観光商品を発表した。歴史的遺跡と四季折々の景観、現代産業を融合させ、同市の多彩な魅力が体験できる内容となっている。また、遼寧康輝国際旅行社と日本の旅行代理店、天旅が顧客資源相互交換協力協定を締結。今年１０万人の相互送客を目指す。

１日、日本の旅行社に賞を授与する瀋陽市文化・観光・ラジオ・テレビ局の岳陽（がく・よう）副局長（左）。（東京＝新華社配信）

　中国と日本は互いに重要な観光市場で、瀋陽市はここ数年、観光サービスの見直しと国外からのアクセス向上に取り組んでいる。中でも、雪と氷に囲まれた温泉や、産業見学ツアーなど、テーマ型の観光商品は日本人客の人気を集めている。瀋陽税関によると２０２４年の国際・地域線の発着便数は前年比６６・４％増の累計７１３３便、旅客数は７３・９％増の１０５万８千人に上った。今年の春節（旧正月）連休期間（１月２８日～２月４日）は、同市へのインバウンド旅行の予約件数が前年同期比６５％増だった。

１日、顧客資源相互交換協力協定を締結する遼寧康輝国際旅行社と日本の旅行代理店「天旅」の代表者。（東京＝新華社配信）

１日、瀋陽市文化・観光資源プロモーションで記念撮影に応じる関係者ら。（東京＝新華社配信）