中国最大のモーションキャプチャー撮影スタジオが蘇州に誕生

３月２８日、蘇州高鉄新城デジタル撮影スタジオ。（蘇州＝新華社配信）

　【新華社南京４月１日】中国江蘇省蘇州市相城区で３月２８日、蘇州高鉄新城（高速鉄道ニュータウン）デジタル撮影スタジオが開設された。投資額約５千万元（１元＝約２１円）、延床面積約３千平方メートルの国内最大の光学式モーションキャプチャースタジオで、映画やアニメ、ゲームの特殊効果分野で世界水準の技術を提供する。

３月２８日、蘇州高鉄新城デジタル撮影スタジオでのモーションキャプチャー撮影。左が実際の動作、右が生成されたアニメーション。（蘇州＝新華社配信）

　モーションキャプチャー技術とバーチャル撮影、リアルタイムレンダリングを一つにした施設で、技術プロセスと設備は業界の最高水準を持ち、年間３千～５千分のコンテンツ制作が可能とされる。国内同分野の生産能力の約４分の１を占め、映画・アニメ・ゲーム企業の制作効率が３倍になると見込まれる。

３月２８日、蘇州高鉄新城デジタル撮影スタジオで行われたモーションキャプチャー撮影。（蘇州＝新華社配信）

　スタジオには顔の動きを捉えるヘルメットなどが備えられ、人の表情や細かい動作を精密に記録してアニメーションを制作できる。（記者／劉巍巍）

３月２８日、蘇州高鉄新城デジタル撮影スタジオでのモーションキャプチャーによるアニメーション制作風景。（蘇州＝新華社配信）

３月２８日、蘇州高鉄新城デジタル撮影スタジオで撮影されたモーションキャプチャー。（蘇州＝新華社配信）